夏休みふくし体験講座が8月2日から4日までの3日間、中区福祉保健活動拠点なかふく=中区山下町=で行われた。
中区社会福祉協議会が主催し、「災害時に役立つ!とっさの手当体験」や「車いすのことを知ろう」などの講座が開講。参加者は実際に体験し理解を深めた。
3日には「視覚障害者サポート体験」が行われた。インターンシップで区社協に実習に来ていた関東学院大学の学生と一般の参加者合わせて5人が参加した。
2009年ごろに視覚を失い、引きこもりを経験した中区在住の西郷光太郎さんが当事者として自身の経験を話した。全国にいる視覚障害者のうち、約3割の人がボランティア不足などで外出ができない状態で、その数は中区民の全人口(約15万人)に相当するという。「当事者が何を願っているか、困っているかを考え、助けてもらえたら」と語った。
アイマスクで歩行
中区で視覚障害者を支援する「KAMEの会」が、視覚障害者をサポートする際のポイントである「声かけ」「肩貸し」「先歩き」の重要性を話した。その後、参加者は実際にビル内を歩いて誘導する側、される側の双方を体験した。
中区本牧三之谷から参加した村尾芳乃さんは「街にある点字ブロックや案内表示が視覚障害者の声を反映できているのか疑問に感じた。当事者が一歩踏み出せる社会になるようサポートしたい」と話した。
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