西区制80周年のロゴマークをデザインしたアートディレクターの手嶋雅晴さん(43)が、8月31日に西区役所を訪れ菊地健次区長から最優秀賞として表彰された。
西区は来年4月1日に区制80周年を迎える。その節目を祝い、西区を盛り上げていこうと記念事業実行委員会がロゴデザインを募集。345点の応募があり、実行委が9点を選定し、6月23日から7月11日まで公開して一般投票を実施した。
つながり大切に
手嶋さんは、西区の運営方針「つながりを大切に 誰もがにこやかしあわせにくらせるまち」を踏まえて、1本の線で「8」と「0」をつなぎ、キャラクターのにしまろちゃんの笑顔が迎えてくれるような温かみのあるデザインにした。応募作品の選定を受け、「3次まで選定段階があり難しいと思っていただけに、非常にうれしかった」と率直に語った。
TOPPANエッジ(株)=東京都港区=でアートディレクターを務める手嶋さん。普段から企業などのロゴデザインを手がけており、プライベートでも公募案件に興味があるという。昨年は静岡県沼津市の100周年ロゴにも応募した作品が採用されている。同社の営業所が西区花咲町にあり、数年前から仕事で訪れていたことから「馴染みのある場所」と話した。
菊地健次区長は、ロゴについて「歴史や文化まで思いをめぐらし、区の運営方針も踏まえていて80周年にふさわしいデザイン」と評価していた。
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