「シルクサミット 2023 in 横浜」の開催に尽力するファッションデザイナー 稲葉 みちよさん 中区元町在住
横浜でシルク守り30年
○…1993年に中区元町でファッションブランドを立ち上げて30年、日本のシルクを世界に発信し続けてきた。継続の秘訣は「楽しむこと」。ファッションデザイナーとしてアイディアが思い浮かぶのも、この「楽しさ」からだという。「横浜愛とシルク愛がすごいんです」と話す表情からは、エネルギーが満ち溢れる。
○…洋裁の仕事をしていた母親の影響で、幼少期から服に興味があった。化繊アレルギーだったこともあり、麻や綿などの天然素材を自然と身に付けるようになったという。中でもシルクは食用にできるほど人間の体に馴染む素材。「アトピーとか肌が弱い子どもたちのためにもシルクの洋服が手軽に手に入る環境になれば」と思いを馳せる。
○…専門学校で服飾を学んだあとは、ゲーム好きが高じて大手ゲーム会社の立ち上げに携わった経験も。ゲームのキャラクターの服をデザインし、97年から参加している東京コレクションで発表した。もちろん素材はシルクだ。どんなに活動の幅を広げても「そこはブレない」ときっぱり。息抜きは大好きな赤ワインを嗜むこと。仲間とテーブルを囲むひと時も「気づくと仕事の話題に」と笑った。「あまりストレスを溜めずにいるタイプね」とはにかむ。
○…国内の蚕産業再興を目的に「日本シルクを守り育てる会」を2013年に設立し、会長に。10月6・7日のサミットで共同開催される絹の祭典「横濱コクーン・スクウェア」には前身から携わり、副委員長として尽力。「老若男女が携われる養蚕業が復興することで日本の国力を高められたら」と期待を込める。「やれることを生きている限りやっていく」と、愛する横浜で”シルク復権”の道を歩み続ける。
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