西区を拠点に活動する小品盆栽の愛好会「一砂会」の会長を務める 松本 進さん 西区浅間町在住 77歳
小品盆栽に魅せられて
○…小品盆栽との出会いは退職後の2009年、奥さんに連れられ展示会に行った時のこと。胃の摘出手術後で体力がなく、マンションのベランダで育てられると知り入会を決めた。7年前からは会長として14人のグループを引っ張る。「退職後に始めたから経歴は浅くて技術はないんだよ」と謙虚に話す。「若い人も興味を持ってくれたら嬉しい」と課題である会の増員に奮闘する。
○…海と山に囲まれた島根県大田市出身。5人きょうだいの末っ子として生まれた。自然の中を走り回っていたと当時を振り返る。中学時代に測量の存在を知り、興味を持った。専門的に学べる高校へ進学し、測量の全国大会にも出場。卒業後は学んだ知識を生かし、ダムや高速道路を建設する際の現地調査などに携わった。その後、測量と補償コンサルタントを行う会社に勤め、社長の職務を果たした。
○…現役のころは年に数回、妻と2人の娘や友人たちと1、2泊の旅行やドライブで能登や白川郷などへ出かけた。仕事でも、全国の未開発地の自然の多い場所へ足を運んできた。これまで見てきた景色をイメージし、作品づくりに生かす。「実際に表現できるかどうかは別だけど」と苦笑い。
○…現在は盆栽中心の生活。出先でも盆樹の様子が心配になるという。猛暑続きの今夏は「1日3回水やりをしても枯れてしまった」と悔しがった。朝食や夕食に魚を焼いたり味噌汁を作ることが息抜きの1つ。高校の後輩だった妻とは就職後、東京に転勤になったことがきっかけで再会し結婚。津軽三味線や安来節などの芸事に忙しく、互いの趣味を尊重して干渉しないのが夫婦円満の秘訣だと笑う。「すべては縁だね」と朗らかに話した。
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