神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

西区を拠点に活動する小品盆栽の愛好会「一砂会」の会長を務める 松本 進さん 西区浅間町在住 77歳

公開:2023年10月19日

  • X
  • LINE
  • hatena

小品盆栽に魅せられて

 ○…小品盆栽との出会いは退職後の2009年、奥さんに連れられ展示会に行った時のこと。胃の摘出手術後で体力がなく、マンションのベランダで育てられると知り入会を決めた。7年前からは会長として14人のグループを引っ張る。「退職後に始めたから経歴は浅くて技術はないんだよ」と謙虚に話す。「若い人も興味を持ってくれたら嬉しい」と課題である会の増員に奮闘する。

 ○…海と山に囲まれた島根県大田市出身。5人きょうだいの末っ子として生まれた。自然の中を走り回っていたと当時を振り返る。中学時代に測量の存在を知り、興味を持った。専門的に学べる高校へ進学し、測量の全国大会にも出場。卒業後は学んだ知識を生かし、ダムや高速道路を建設する際の現地調査などに携わった。その後、測量と補償コンサルタントを行う会社に勤め、社長の職務を果たした。

 ○…現役のころは年に数回、妻と2人の娘や友人たちと1、2泊の旅行やドライブで能登や白川郷などへ出かけた。仕事でも、全国の未開発地の自然の多い場所へ足を運んできた。これまで見てきた景色をイメージし、作品づくりに生かす。「実際に表現できるかどうかは別だけど」と苦笑い。

 ○…現在は盆栽中心の生活。出先でも盆樹の様子が心配になるという。猛暑続きの今夏は「1日3回水やりをしても枯れてしまった」と悔しがった。朝食や夕食に魚を焼いたり味噌汁を作ることが息抜きの1つ。高校の後輩だった妻とは就職後、東京に転勤になったことがきっかけで再会し結婚。津軽三味線や安来節などの芸事に忙しく、互いの趣味を尊重して干渉しないのが夫婦円満の秘訣だと笑う。「すべては縁だね」と朗らかに話した。

中区・西区・南区版の人物風土記最新6

進藤 さわとさん

今年7月、横浜中華街発展会協同組合の理事長に就任した

進藤 さわとさん

中区山下町在勤 48歳

9月12日

山本 すみ子さん

「関東大震災時朝鮮人虐殺の事実を知り追悼する神奈川実行委員会」の共同代表を務める

山本 すみ子さん

都筑区在住 85歳

9月5日

杉山 正則さん

9月7日に県立音楽堂で初の演奏会をする神奈川コスモ合唱団の代表を務める

杉山 正則さん

港南区在住 78歳

8月29日

星崎 雅代さん

この春から(公財)横浜市男女共同参画推進協会の理事長に就任した

星崎 雅代さん

港北区在住 62歳

8月22日

宮田 崇さん

8月1日に発行した旅行ガイド本『地球の歩き方 横浜市』の編集長を務めた

宮田 崇さん

金沢区出身 46歳

8月15日

澤井 誠さん

横浜の銭湯を後世に残したいと撮影するカメラマン

澤井 誠さん

中区本牧間門出身 54歳

8月8日

プレミアム商品券販売! 本牧通り商業活性化協会

総額6,500円分の商品券を5,000円で購入できます

https://x.gd/lxxPb

<PR>

あっとほーむデスク

  • 7月18日0:00更新

  • 7月4日0:00更新

  • 5月30日0:00更新

中区・西区・南区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

中区・西区・南区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年9月13日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook