トップインタビュー 「"あたらないカキ"で市場に新たな価値を」 株式会社ゼネラル・オイスター 吉田 秀則 代表取締役社長
-御社の事業について教えて下さい。
「牡蠣主体のレストラン(オイスターバー)を、横浜ベイクォーターやそごうなど全国26店舗運営するほか、安全性の高い牡蠣を提供したいという思いから、今では卸売や種苗、養殖、加工事業まで「牡蠣の6次産業化」を展開しています。
―牡蠣ビジネスを手掛けたきっかけは。
岩手県盛岡市で育ち、牡蠣は日常的に食卓に出る身近な食材でしたが、実は子どもの頃はあまり好きじゃなかったんです。でも大人になってから海外で白ワインと合わせて食べたらすごく美味しくて。当時日本で牡蠣に特化した飲食店はほとんどなく、あたる食材として大手企業は敬遠していたので、逆にチャンスだと思いました。しかし売上を順調に伸ばす中、2006年にノロウイルスが流行り、牡蠣が危ないという風評被害で倒産寸前に。改めてお客様が安心して食べられる牡蠣を提供したいと考えるきっかけになりました。
―「あたらないカキ」の開発の始まりですね。
牡蠣は1時間に20リットルもの海水を吸ってはいています。そのため自社で浄化センターを作り、各産地から仕入れた牡蠣を海洋深層水に入れて浄化してからお店に出荷するという仕組みを確立しました。厚生労働省の基準よりもはるかに厳しい自社基準値を採用し、今では生牡蠣の取り扱いが難しいとされているホテルをはじめ、多くの飲食店に卸しています。昨年は、世界で初めて海洋深層水を使った牡蠣の完全陸上養殖に成功し、ノロウイルスフリーの「あたらないカキ」の開発に成功しました。量産化を進め、お店での提供は3年後を目指して取り組んでいきます。
―牡蠣の美味しいシーズンになりました。
「海のミルク」と言われ、美味しいだけでなく栄養価も高いスーパーフード。食糧危機を救う一助にもなると思っています。そのため子どもから高齢者まで安全に食べられる牡蠣を提供しながら、新たな価値や魅力を発信していきたいです。
―昨年西区民に。横浜暮らしはいかがですか。
すごく暮らしやすいです。海沿いで子どもとキャッチボールをしたり、商業施設も近くにあって便利。特に野毛の雰囲気が大好きで通っています。常連さんが気さくに話しかけてくれて、おすすめ店を教えてくれることも。ますます横浜のファンになりました。
地元奉仕団体 新会長の横顔 Vol.38月1日 |
|
|
地元奉仕団体 新会長の横顔 Vol.27月25日 |
地元奉仕団体 新会長の横顔 Vol.17月18日 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>
8月1日