60歳から剣道を始め、山手警察署で子どもたちに稽古をつける 小野田 則子さん 中区本牧町在住 79歳
人生明るく楽しく元気よく
○…60歳でぜんそくがひどくなり、夫・進さんからの勧めで初めて竹刀を振った。「子どもたちを見ていると、自分も進歩しないとと思って」と有段者の夫の指導のもと稽古に励んだ。段位資格にも挑戦し続け、一昨年には五段を取得。１９８３年から夫婦で主宰している「山手少年剣武会」では、運営のサポートだけでなく、今では指導も行う。
○…中区生まれ、中区育ち。横浜国大附属小学校・中学校、横浜緑ケ丘高校を卒業した。実家の工場の火災や高校２年生での父の死、「泣けてくることもいっぱいあったのよ」と過去を振り返る。高校卒業後は化学メーカーの研究所に就職した。別会社の研究所に勤めていた夫と同僚を介して出会い、23歳の時に結婚。一男一女の母となった。
○…日課は夫と一緒に大鳥小学校の児童の登校を見守ること。孫が小学校に入学したと同時に始め、20年ほど続けている。「だんだんとお互いの目を見て笑顔であいさつできる子が増えたのよ」と頬を緩ませる。母が華道をしていたことから家には常に花があったといい、趣味は生け花。45歳ごろから京都で本格的に勉強し、現在は華道家元池坊の教授として自宅で教室を開くほどの腕を持つ。ボランティアで近所の店や施設などに花を生けていたこともあるという。
○…剣道の上達だけではなく「礼に始まり礼に終わる」「人の話を聞くときは目を見る」など、相手とのスキンシップを大切にした指導を心掛ける。子どもたちと接することが日々のエネルギーになっており、「夫と２人で教えている今が楽しい。やれる間は一生懸命やりたい」と生き生きと話す。「残る人生を明るく楽しく元気よく過ごすことが今の目標です」
|
|
＜PR＞
中区・西区・南区版の人物風土記最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
|
横浜市の補助金を活用して「命を守る災害対策」を詳細は横浜市建築局建築防災課ホームページへ▼☎045-671-2930 https://www.city.yokohama.lg.jp/business/bunyabetsu/kenchiku/bosai/ |
|
＜PR＞
