西区シニアクラブ連合会の女性部会の副部長を務める 安倍 美惠子さん 西区平沼在住 76歳
長続きの秘訣は「楽しむ」
○…「なんでも展覧会」への出展を西区シニアクラブ連合会の会長に誘われたこと、また、娘からの勧めもあり68歳で入会した。それまでは外食産業の会社や清掃などのパート勤めで職場と家の往復が中心。近所付き合いはほとんどなかったという。前任からの依頼で約4年前から女性部会の副部長に就任した。主催するイベントの準備や運営、司会を務めるなど、メンバーの声に耳を傾けながら精力的に会を支える。
○…5人きょうだいの4番目として大阪で育つ。祖父が運輸倉庫業を営んでおり、幼い頃から祖父や父の仕事の取引先の人が家を出入りしていた。自ずと「人見知りせず、人と話すことが好き」な性格になったという。結婚や出産を経て、ライフスタイルの変化に伴い35年ほど前に横浜に住まいを移した。
○…趣味は60歳を前に始めた水彩スケッチ画。絵を描くのは中学校の授業以来で、初めての作品は「娘に子どもが書いたのかと聞かれるくらいの出来だったのよ」と笑う。毎年行われる教室展の参加に加えて、昨年は仲間と3人で展覧会を開くほどに。スケッチに出かけるうちに横浜のことも知れたという。
○…63歳の時に心筋梗塞を患い、いっそう健康を気遣うようになった。最近の日課は娘から送られてくる腸活などの短いトレーニング動画に取り組むことだという。「健康についての話題は耳をダンボにして聞くんです」といい、得た知識は会のメンバーにも伝授。まずは自身が楽しんで活動することを心掛けている。祖父からの「他の人にできて美惠子にできないことはない」という言葉が人生の指針。過去に固執することなく、常に前を向く。「今は令和の時代なのよ」と朗らかに話した。
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