京浜急行線日ノ出町駅から黄金町駅の高架下など19カ所を会場としたアートフェスティバル「黄金町バザール2024 世界のすべてがアートでできているわけではない」が開催中だ。会期は6月9日(日)まで。主催は黄金町エリアマネジメントセンター。
このイベントはアートとコミュニティの関係、アジアとの交流をテーマに08年に開始。AIR(アーティスト・イン・レジデンス)で黄金町に住みながら創作活動をするなど地域と様々な関わりがあるアーティストのほか、アジアや他都市からアーティストを招聘し、8つの章に分けて紹介する。多様なバックグラウンドの約30組の作家の作品が楽しめる。
高架下スタジオSite-Aギャラリーでは、同センターができる前から活動していた地元ゆかりの作家を紹介する。「この地域にあった過去の文化的活動を振り返ることは、重要な意義があること」と主催者。初音町で豆菓子店を営みながら地域の浄化運動に励んだ谷口安利さんの地元の風景を描いた油絵や、千葉県出身でシベリア抑留を経て初音町で暮らした小幡春生さんの、戦争のスケッチや仏画など幅広い作品を見ることができる。またステップ・スリーでは初音町、日ノ出町の環境浄化を語り継ぐドキュメンタリーコーナーや対話の場なども。
会期中何度も入場できるフリーパスポート制のチケットは1000円(18歳以下無料)。横浜トリエンナーレの連携チケットも有り。詳細はHP(【URL】https://koganecho.net/koganecho-bazaar-2024/)か、同センター【電話】045・261・5467。
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