中区本牧の海釣り公園隣のグラウンドを練習拠点とする中本牧リトルシニアは今春、大阪府で行われたJA共済杯第30回日本リトルシニア全国選抜野球大会で、26年ぶり2度目の優勝を果たした。同チームの監督や選手らは4月24日、横浜市役所を訪れ、山中竹春市長に優勝を報告した。
同大会は中学硬式野球のうち「リトルシニア」の全国大会。各ブロックを勝ち上がった64チームが出場し、3月25日から4月1日まで大阪で行われた。中本牧は初戦から投打のかみ合った危なげない試合運びをみせ、順当に勝ち上がった。決勝の大阪福島との試合も6対2で勝利して、全国制覇を成し遂げた。
また同大会の最優秀選手賞に鈴木陽仁さん、優秀選手賞に河内景虎さん、ベストナイン賞に小林鉄三郎さん(投手)、小田倉優真さん(二塁手)、田中歩希さん(外野手)の5人が中本牧から選出された。永山浬主将は「苦しい練習もみんなで乗り越えてきた。自分は試合に出る機会は少なかったが誰よりも大きな声を出して声を枯らした。次も優勝目指して頑張りたい」と話した。
今シーズンのチーム結成時、「1点をどう守るか、どう得点するかを話し合い、方針を決めてスタートした」と話す村上林吉監督。2人の左腕ピッチャーを中心に守備の野球を鍛え、得点のチャンスを確実にものにしてきた。次に見据えるのは夏の日本リトルシニア日本選手権大会やジャイアンツカップ。「春夏連覇を目指したい」と意気込む。山中市長は「皆さんは横浜の誇り。とてもカッコいい。この優勝はこれからの人生、成長の支えになると思う」と祝福した。
祝勝会も
市長訪問後は、シティアクセス(株)の藤木幸二代表取締役が監督や選手、スタッフを労うため、ロイヤルホールヨコハマに招待。祝勝会を開催した。藤木代表は選手に向け、「一番喜んでいるのは、お父さんやお母さん。祝勝会で少しでも労うことができれば」とあいさつした。
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