2004年9月に開設されたさくらザウルス蒔田ひろば=榎町=は、南区初の「親と子のつどいの広場」として親しまれてきた。9月7日には運営するNPO法人さくらザウルスが、20周年記念イベントをビエラスタジオ蒔田で開催した。
記念に何をするかスタッフ皆で考えたという同法人の横田美和子理事長は「さくらザウルスらしく、子どもがワイワイ楽しめるもので意見が一致した」と話す。当日は、様々な遊びを提供する「ヨコハマプレイキャラバン」やバルーンアート、廃材工作、おはなし会など、小さな子どもから楽しめる催しが行われ親子連れで賑わった。
4つの支援施設
子育て広場がまだ数少なく、その存在や意義の認知が広がっていなかった20年前。「『親子で行って何をするの』と批判的な声もあった。今思えば、意識変革のスタートの時期だったのかもしれない」と横田理事長は振り返る。それから、ただの支援にとどまらず、子どもの視点で社会や地域の問題に向き合い、活動を広げてきた。「子育てを通して、地域づくりや新しい繋がり作りを提示できた20年だったと思う」と話す。
同法人は現在、蒔田ひろばのほか、六ツ川ひろば、別所ひろば、地域子育て支援拠点「はぐはぐの樹」の4つの子育て支援施設を運営する。「何のためにやるのか、都度都度考え、スタッフや保護者が楽しみながら自分たちのできること、やりたいことを実現していく場になれば」と話した。
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