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南区永田北 寳林寺の特別展 近世禅林の息吹を感じる 市歴博で11月10日まで

文化

公開:2024年10月3日

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円覚寺の横田南嶺管長が揮毫した特別展タイトルを前に挨拶をする寳林寺・中西住職
円覚寺の横田南嶺管長が揮毫した特別展タイトルを前に挨拶をする寳林寺・中西住職

近世禅林のルーツといわれる南区永田北の「寳林寺東輝庵(ほうりんじとうきあん)」にスポットをあてた特別展が横浜市歴史博物館(センター北駅徒歩5分)で開催中。会期は11月10日(日)まで。

 18世紀中ごろに寳林寺内に東輝庵を開いたのは、「鎌倉禅」の祖と言われる月船禅慧(げっせんぜんね)。月船のもとには、鎌倉・円覚寺中興の祖といわれる誠拙周樗(せいせつしゅうちょ)や日本最初の禅寺を開いた仙厓義梵(せんがいぎぼん)など、近世の名だたる禅僧が集まり、東輝庵を中心に文化的土壌が醸成された。

 同寺には名僧たちにまつわる遺品が数多く伝わっており、今回の特別展では、同寺所蔵の品を中心に81件の墨蹟や禅画が展示される。

 9月13日には内覧会が行われ、同寺の中西成道住職が、「禅の源流や名僧が集団生活する場所が横浜・永田にあった歴史をぜひ見てほしい」とあいさつした。

 会期中に一部展示替えあり(前期10月14日(月)まで、後期16日(水)から)。期間中は講演会やワークショップなどの関連イベントも開催。特別展の観覧料は一般一千円、高校・大学生700円、小中学生と市内在住65歳以上は500円。(問)同館【電話】045・912・7777

読者10組20人招待

 この特別展の招待券を読者10組20人に進呈。希望者は〒住所、氏名、年齢、電話番号、本紙の感想を明記し、Eメール(naka-nishi@townnews.co.jp)で応募を。締め切りは10月10日。発表は発送にかえる。

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