近世禅林のルーツといわれる南区永田北の「寳林寺東輝庵(ほうりんじとうきあん)」にスポットをあてた特別展が横浜市歴史博物館(センター北駅徒歩5分)で開催中。会期は11月10日(日)まで。
18世紀中ごろに寳林寺内に東輝庵を開いたのは、「鎌倉禅」の祖と言われる月船禅慧(げっせんぜんね)。月船のもとには、鎌倉・円覚寺中興の祖といわれる誠拙周樗(せいせつしゅうちょ)や日本最初の禅寺を開いた仙厓義梵(せんがいぎぼん)など、近世の名だたる禅僧が集まり、東輝庵を中心に文化的土壌が醸成された。
同寺には名僧たちにまつわる遺品が数多く伝わっており、今回の特別展では、同寺所蔵の品を中心に81件の墨蹟や禅画が展示される。
9月13日には内覧会が行われ、同寺の中西成道住職が、「禅の源流や名僧が集団生活する場所が横浜・永田にあった歴史をぜひ見てほしい」とあいさつした。
会期中に一部展示替えあり(前期10月14日(月)まで、後期16日(水)から)。期間中は講演会やワークショップなどの関連イベントも開催。特別展の観覧料は一般一千円、高校・大学生700円、小中学生と市内在住65歳以上は500円。(問)同館【電話】045・912・7777
読者10組20人招待
この特別展の招待券を読者10組20人に進呈。希望者は〒住所、氏名、年齢、電話番号、本紙の感想を明記し、Eメール(naka-nishi@townnews.co.jp)で応募を。締め切りは10月10日。発表は発送にかえる。
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