みなと総合高校=中区山下町=の生徒が横浜の企業3社とコラボレーションし開発した米粉クッキー「もぐもぐらいす」が9月28日、横浜駅の商業施設内にある2416マーケットで販売された。同校商業科の「商品開発」の授業の一環で、2・3年生の生徒4人が約4カ月半かけて完成させた。
米の生産量が消費量を上回る米余り問題により、近い将来、横浜から田んぼがなくなるかもしれない―。この事実に衝撃を受けた生徒は、現状を多くの人に知ってもらい、米農家を守りたいと考えた。そこで、米の卸売を行う(株)ミツハシ=本社・神奈川区=から米粉の提供を受け商品にした。
「SNS映え」を意識し、パッケージには顔絵文字が印刷されている。クッキーを持った写真を投稿してもらい、買いたいと思う人が増えるようにしたという。販売に向けては、商品を目立たせる陳列を考えたり、ポップやポスターを作成した。3年生の磯江まのかさんは「横浜の魅力を伝える商品を横浜の企業の方と作るということにこだわりました」と話す。
商品開発に協力した企画デザイン会社(有)スタジオニブロール=中区不老町=の安食真さんは「地元横浜を大切にし、守りたい未来を選択して買い物をすることを、高校生らしく軽やかに楽しく伝えてくれるクッキーになった」と話す。今回は数量限定で販売されたが、定期販売できる商品化も検討しているという。
中区・西区・南区版のローカルニュース最新6件
|
|
貧困・飢餓撲滅へ 日本の若者たちがチーム設立11月23日 |
|
|
|