連載コーナー44 横浜とシュウマイと私 「先生の愛したシウマイ」
令和はシュウマイの時代!その中心は横浜!と断言するシュウマイ研究家が、横浜から「シュウマイ愛」を叫び(語り)ます。あなたの中で閉ざされた「シュウマイ愛」の扉が開くかも?
料理評論家で服部栄養専門学校校長の服部幸應(ゆきお)先生が、10月4日に亡くなりました。先生の功績は私が言うまでもないので詳しくは触れませんが、意外に知られていないのが、先生の「シュウマイ愛」についてです。
実は昔「食育」の普及にも尽力された先生と食育関係の本の取材で何度かお会いする機会がありました。先生はその当時のことは記憶になかったと思いますが、その数年後。「マツコの知らない世界」に出演したのがきっかけで私のシュウマイ活動の情報が先生の耳に入り、お会いすることに。そこで自ら調査したシュウマイ情報をまとめたレジュメを持参され、日本のシュウマイの歴史や特徴、崎陽軒のシウマイ弁当のすごさと自分がどれだけシュウマイを愛しているかを熱く語られたのです。拙著「シュウマイの本」の帯のコメントも書いて下さり、シュウマイを愛する人にストレートに響く言葉は、駆け出しのシュウマイ研究家にとって力強い後押しになりました。
また先生から突然連絡があり、群馬の中華料理店のシュウマイをプレゼントしてくれたことも。それは先生の"マイベストシュウマイ"である、横浜の元祖シウマイ「博雅」の味に限りなく近いから食べて欲しいと、わざわざ取り寄せてくれたものでした。豚肉の旨味をシンプルかつ上品に引き出した一粒は、先生のシュウマイ愛の集大成。改めて、今度は現地で食べてみようと思います。シュウマイ愛を語る先生の笑顔とともに...。
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地元奉仕団体 新会長の横顔 Vol.710月17日 |