11月11日から17日まで中区吉田町のギャラリー・ミロで写真展を開催する 平林 靖敏さん 南区永田山王台在住 84歳
独自視点で一瞬を切り取る
○…昨年10月の個展終了から独自の視点で横浜の風景を切り取ってきた。「猛暑の夏以外、週3回は外出して撮影した。今はどれを展示するか、床に並べて選んでいます」と笑う。「瞬間を写すのが写真。ありのままでないと」という信条から、撮影後の修正や色補正は絶対にしない。現代の風景を写しながら、どこか懐かしい雰囲気が作品から漂う。「皆さまにぜひご覧いただきたい」と呼びかける。
○…中学生の頃、叔父の家にあった押し入れ暗室で、写真の現像を体験した。「徐々に像が浮かび上がってくるのが面白くて」。進学した早稲田大学第一文学部美術専修科には学生が自由に使える暗室があった。写真好きの友人に感化され、初めて二眼レフカメラを持った。「でも壊しちゃいけないと思って、気楽に持ち歩けなかった」と苦笑い。就職はカメラの腕を生かそうと産経新聞の写真記者になった。
○…最初の配属は、発刊2年のサンケイスポーツ。当時はフィルム撮りの1発勝負だった。「ボクシングは打ってからでは遅い。自分がボクサーになった気になってシャッターを押す。カンですね」とにっこり。よく言われた「フラッシュが入っていて焼きにくい」という言葉は、タイミングが合っているからこその誉め言葉だ。瞬間的に事象を切り取る”職人技”を磨いた。
○…60歳の定年退職後も、他企業で広報室カメラマンとして活躍。一方で月刊誌「日本カメラ」の表紙や口絵で作品を発表したほか、写真集も出版した。2011年に完全にフリーとなり、興味のあった水彩画を開始。「撮影で培った構図力と光線の捉え方は、絵を描く上でも生きている」。「体が動くうちは、写真も絵を続けたい」と更なる意欲を示した。
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