「商店街が一体となり盛り上がる祭りを再開させよう」--藤棚地区商店街=西区=の「へそ祭り」が11月3日(日)、5年ぶりに復活する。午前11時から。主催は西前中央商店会、藤棚一番街、藤棚商店会。恒例の神輿や、オリジナル音頭と踊りが初披露される。
藤棚が西区のへそ(中心)であることから名付けられた、34回目を迎える秋の恒例行事。コロナ渦で中止になって以来、担い手不足などから再開できないでいた。
担い手不足解消へ
祭りの再開を望む声を聞き、街の情報を発信するフリーペーパー「藤棚新聞」が主体となり、企画支援委員を募集。「商店街だけに頼るのではなく、参加する人や団体など関わる全員が担い手の一部」という考えのもと今年2月ごろから学校や企業に声をかけ7人が集まった。委員の1人は「19年に神輿を見て次は子どもと参加したいと思っていた」という。
藤棚一番街の米山博之理事長に商店街を紹介してもらったり、街の人に課題や期待することなどの意見を聞き、継続できる仕組みづくりを模索してきた。
当日は、学生や子どもの参加を促すため、岩崎学園と横浜国立大学が親子向けワークショップを行う。また、「へそ」モチーフのオリジナル音頭と踊りをつくった。踊りの動画は祭りのホームページで公開中だ。スタンプラリーなども企画している。一番の盛り上がりを見せる神輿とお囃子は正午、参加型の「へそ踊り」は午後1時から。
各商店街が「街を盛り上げよう」と始めた。地域の子どもや団体のステージ発表など、地元の人による地元の祭りとして長年愛されてきた。米山理事長は「久しぶりの開催にワクワクしている。祭りで交流を深め、商店街の魅力に気づいてもらえたら」と話す。
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