横浜を拠点にウクライナ支援のチャリティーコンサートを行うピアニスト シャポワロフ・レオニードさん 中区山下町在住 52歳
音楽通じて平和願う
○…芸術が盛んなウクライナの首都・キーウ出身。「ゆりかごの中で、父の演奏するピアノに合わせて体を動かしていた」。4歳でピアノを始めると「練習をしすぎて母がピアノに鍵をかけてしまった」というほどのめり込み、才能を開花。サッカーに熱中した時期もあったが、14歳から本格的にピアニストの道へ。音大卒業後は数々のコンクールで優秀な成績を収めたほか、ヨーロッパ各国で精力的に演奏活動を行ってきた。
○…2018年、中区のレストラン「アルテリーベ」に招聘され初来日。21年の再来日で、コロナ禍に。帰国ができないまま戦争が始まった。父と妹、兄は他国に逃れたが、兵役対象の弟は今もウクライナに残る。「家族と顔を合わせたのは4年前。次にいつ会えるか分からない」。笑顔を失った時期もあったが、日本の友人や観客が支えになった。「多くの人が亡くなり家も財産も失った。それに比べたら自分は大したことない」と故郷に思いを馳せる。
○…現在はアルテリーベの専属ピアニストとして活躍する傍ら、ウクライナ横浜基金を立ち上げ、各地でチャリティーコンサートを主催する。休日は趣味の自転車で江の島や鎌倉を訪れたり、テニスや水泳を楽しんだりするアクティブな一面も。自然豊かな本牧市民公園と野毛山公園がお気に入りスポットだ。
○…「日本人はとても親切。道で困っていたら知らない人でも助けてくれる。まるで大きな一つの家族のよう」とにっこり。チャリテイーコンサートを通じて広がる日本の支援に対しても「感謝は尽きない」と、勉強中だという日本語を交え、丁寧に言葉を選びながら今の思いを語った。「私たちはこの音楽と祈りを、ウクライナの平和のために捧げます」
〈神奈川県後期高齢者医療広域連合からお知らせ〉【75歳以上の方が対象】いざ、健康診査へ!今こそ自分の身体を見つめなおす時 |
横浜市南区民の皆様へマイナンバーカードの申請はお済みですか?便利な出張申請窓口をご利用ください https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/koseki-zei-hoken/todokede/koseki-juminhyo/mynumber/mncard/ |
<PR>
|
|
|
|
|
|