中消防署と中消防団、中区役所は11月26日、関東学院大学関内キャンパスで「防災ラボ」と題したイベントを行った。
立案したのは、若い感性で消防団の魅力発信に取り組む中消防団の主に25歳以下の団員からなる部会「20’s(トゥエンティーズ)」。今回、一人暮らしの学生も多い中、団の活動を知ってもらい、防災についての意識を高めてもらうことを目的に開催した。
当日は、訪れた学生に団員が活動内容や市の学生消防団活動認証制度などを説明した。また備蓄食料品や防災グッズ、災害時に避難所に設置されるトイレや段ボールベッドの展示や防災クイズが行われた。イベントに参加した学生は「防災グッズなど初めて見るものもあり、知識が増えた」「団に入り、地域のために活動してみたいと思った」と話した。
今年11月1日時点での中消防団の団員は442人。その内、25歳以下は6%の30人だ。団員の鈴木優歌さん(22)は18歳の時に目の前の人を助けられる大人になりたいと入団した。「何かあった時、誰かのためにすぐに動けるのは若い私たち。人がいないことには始まらないので、仲間を増やしたい」と、今後も活動を広くPRし、若手団員の加入促進に取り組む。
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