(一社)日本臨床歯科CADCAM学会(北道敏行会長)による「第10回記念学術大会」が12月7・8日、パシフィコ横浜で開催された。
大会初日は歯科医師や歯科衛生士など全国から約1150人が訪れ、筑波大デジタルネイチャー開発研究センター長でメディアアーティストの落合陽一さんによる市民公開講座も行われた。落合さんは、AIによる歯の診断や3Dプリンターで作製するオーダーメイドの歯冠などデジタル技術が歯科医療にもたらす革新的な可能性について、自身の研究や事例をあげながら解説した。
会場では最新の歯科医療機器の紹介ブースが設けられたほか、シンポジウムやセミナーが多数行われ、インプラントや矯正、義歯など最新のデジタル技術を駆使した歯科医療の未来について活発な議論が交わされた。
中区の太洋歯科クリニックの院長で同学会の理事長を務める蕭敬意さんは「医療現場でもデジタル化が進んでいる。知ってもらう良い機会になった」と話した。
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