少年サッカー「バディーSC」の監督として全国大会に挑む 梅澤 勇人さん 南区宿町在勤 35歳
選手と共に走り戦う
○…「試合で負けた日は眠れない」と誰よりも熱い思いでサッカーと向き合う。「頭の中はずっとサッカー。現役の時よりも考えているかも」と苦笑い。子どもの成長が指導者としてのやりがいだといい、「勝つ喜び、ボールを触る嬉しさ、それぞれの子に合った楽しさを引き出してあげたい」と語る。
○…兄の影響でボールを蹴り始め、年中でスクールに入った。中学は柏レイソルの下部組織、高校は東海大学付属浦安高校でサッカーを続けた。「周りは上手い人ばかり。何度も挫折した」という。東海大学に進学し、指導者ライセンスの講義を受け「自分の経験を子どもたちに伝えたい」と指導者の道を志した。現役時代に一緒にプレーした選手とコーチや監督という立場で再会したり、練習試合を組むことも。「楽しいし、何より感慨深い」と話す。
○…「大谷翔平選手が大好き。日本人が唯一無二の存在として世界で活躍している姿は魅力的」と最近の休みは1日中試合観戦している。「明日からまた頑張ろうと身も心もリセットする日」と、休日も頭にはサッカーのこと。土日は練習や遠征で家を空けることも多い。「全国を決める大会には奥さんも見に来てくれた。理解して応援してくれてありがたい」と感謝を口にする。
○…今の6年生が1年生の時に初めて監督に。そのまま持ち上がり、同じ選手の指導を続けてきた。「息子のよう。一緒に戦って成長してきた」。それだけ思いも強い。「こんなにサッカーが好きだったかなと思う時も。子どもにもチームにも感謝です」。自身も出場し、準優勝に終わった全国大会に、今度は監督という立場で挑む。「休むのが怖い。まだまだ走っていたい」と、選手と共に戦い続ける。
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