「第32回木原記念こども科学賞」の受賞者がこのほど発表され、小学校低学年の部で永田小学校=南区永田北=3年の植木陽仁さんが、中学校の部で横浜国立大学教育学部附属横浜中学校=南区大岡=3年の桑原玄親さんが最優秀賞に選ばれた。2人のほか、中区・南区から3人が入選した。
同賞は、「動物や植物の不思議なことや生きものとのふれあい」についての観察、調査、実験、標本作品を評価するもの。今年は県内の小中学校に通う児童生徒から188作品の応募があり、25人が受賞した。
クモの求愛を観察
植木さんは小学1年の時から、家にいた「アダンソンハエトリグモ」に興味を持ち、観察を続けてきた。今回のテーマは「オスはどんなメスに求愛をするのか」。3月から秋ごろまでの観察日記を55ページにまとめた。「ホントに求愛のダンスを踊っていてびっくりした」と話す。次は「求愛の時に匂いを出しているかどうか」や「別の種類のクモにも求愛するか」を調べたいという。
最優秀賞の受賞は、産卵や子グモの成長などを追った昨年に続き2年連続。「すごい嬉しい」と笑顔を見せた。
果物の公平な分け方
桑原さんのテーマは「果物を公平に切り分ける方法の研究」。家族でスイカを食べていた時、一番甘い場所はどこかとけんかになったことがはじまり。昨年、多様な果物の糖度を測定し、甘みと大きさの両方での公平に分けることに成功し、優秀賞に選ばれた。今年はその研究をさらに深め、果物の種の位置に着目。糖度分布の規則性を探った。桑原さんは「ゴールにはたどり着いていない。まだまだ突き詰めたい」と話した。
中区・南区のその他の受賞者は以下の通り(敬称略)【小学校低学年の部】▽努力賞/島谷幸奈(横浜国立大学教育学部附属横浜小学校1年)【中学校の部】▽優秀賞/戸澤潤(横浜国立大学教育学部附属横浜中学校3年)▽努力賞/遠藤秀真(同3年)
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