日米友好の象徴として知られる「シドモア桜」の植樹式が12月20日、西区紅葉ケ丘の掃部山公園銅像前広場で行われた。西区制80周年を記念した取り組みの1つ。
シドモア桜は、横浜山手外国人墓地に眠る米国人紀行家エリザ・R・シドモア(1856〜1928)に由来する。日本の桜の美しさに魅了された彼女は、「米国にも桜並木をつくりたい」と尽力。現在、桜の名所となっているワシントンのポトマック河畔一帯の桜は、彼女の熱意により1912年に横浜港から贈られたものだ。91年には日本へ里帰りを果たし、その里帰り木から接木したものをシドモア桜と呼んでいる。
植樹式には、西区制80周年記念事業実行委員のメンバー、菊地健次西区長、地元議員、桜を寄贈したシドモア桜の会横浜の梅本千晶代表理事ら関係者が集まり鍬入れを行った。
掃部山公園は開港に貢献した井伊直弼公の像が立つ。菊地区長は「井伊直弼公とともに、この桜が西区の今後を見守ってくれると思う。これからも西区、シドモア桜、掃部山公園を皆様に愛してもらえるよう取り組んでいく」とあいさつ。梅本代表理事は「GREEN×EXPO 2027に向けて全区にシドモア桜を植えようというプロジェクトを進めている。ここを拠点にイベントを行うなどし、機運を高めていけたら」と話した。
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