南区大岡の若宮八幡宮(寶積泰一宮司)の社殿内大太鼓の修繕が完了し、12月15日にお披露目式典が開催された。氏子地域の町内会の各会長や奉賛会の会員らが集まり、寶積宮司による略式お祓いや記念打ち始めが行われた。
大太鼓は1931年に寄贈された。行事の際は参拝客らも打つことができ、さまざまな場面で力強い音色を響かせていた。3、4年ほど前に皮に穴が空いてしまったが、コロナ禍という背景や神殿の修繕費などで費用が捻出できず、代わりの太鼓で代用していた。今回、18の氏子地域の自治会町内会や奉賛会、参拝客からの寄付により修繕に至った。式典で奉賛会の伊藤孝行会長は「高台にあり、町内会を望める神社。この大太鼓の大きな音は人々の心にも響くと思う」と述べた。
奉賛会の幹部らは「何年かぶりに叩いた。新しく魂が入ったようで感極まった」「神社に目を向けてもらうきっかけになれば嬉しい」と話した。
大太鼓の納品など、実働部隊となったのは普段から神社の清掃などを行う奉賛会の青年部だ。青年部は約30年ほど前にでき、各町内から3人ずつ選出されている。人と人のつながりが減る中で、活動が地域と関わるきっかけ、顔の見える関係づくりに役立っているという。寶積宮司は「神社が街の皆様と協力し合い共生社会を作れるよう、これからも連携を大切にしていきたい」と話した。
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