南区の六つ川台小学校はこのほど、図書館講座「視覚障がい者とバリアフリー図書」を行った。
講師を務めたのは、障害者サービスを専門とする鶴見大学文学部の元木章博教授。小学4、5年生の児童が参加し、視覚障害の種類を学んだり、専用眼鏡で弱視の状態を体験した。
使用した弱視体験眼鏡は、ぼんやりと見える白内障など3種類。メガネをつけて迷路などを体験した児童からは「目が見えることが当たり前だと思っていたが、見えない、見えづらい人がこんな思いをしていると知り、視覚障害者の人がいたら、優しく接したいと思った」などの感想が聞かれた。その他にも、バリアフリー図書では、点字つき図書などの体験も行われた。
元木教授は「視覚障害者にとって『触れる』ことの大切さを実感してもらえたようでよかった」と話した。
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