資生堂は、2019年に開設したみなとみらい21地区の研究開発拠点を刷新し1月22日、「Shiseido Beauty Park」をオープンした。コロナ禍で心身の健康に注目が集まり、「見た目の美しさと健康は一体」との意識が広がりを見せた。こうしたニーズを受けた同社は、肌・身体・心のつながりに着目し、先進サイエンスが体験できる施設へと進化させた。
新施設は5つのラボから構成。肌だけでなく身体の内側や心に対する13種の測定を行い、3年後やその先の未来の顔を予測するラボでは、美容・生活習慣のアドバイスが受けられる(事前予約制、3万円)。そのほか、心と身体に良い影響を与えるとされる「AWE(畏敬の念)体験」に着目した映像を壁一面に上映するラボやスタートアップ企業のテクノロジーや生活者のユニークな発想を融合させ開発した商品を試したり購入できるラボなども。
カフェでは、肉・魚のプレートやカレー、スイーツや薬膳茶など「薬膳」をベースに各季節に出やすい美容の悩みに合わせたメニューを提供する。メニューを開発する深澤彩子研究員は「取り入れてもらいやすい組み合わせや見た目の美しさにこだわった」と話す。一部メニューを除き、テイクアウトも可能。
同パーク価値共創室の横尾美星室長は、「美や健康に強い興味を持たない方も楽しんでもらえる。近隣にお住まいの方、働いている方にも来てもらいたい」と話す。
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