食・農つなぐ仕掛け人【1】 老舗が挑む地産地消 うお時・渡邉清高さん
中区若葉町の「うお時」は、創業59年の歴史を誇る仕出し弁当店。そんな老舗が今、地産地消を積極的に進め、注目を集めている。
同社が8月に発表した「夏季限定・横濱の地産地消弁当」。都筑区などで採れた冬瓜、小松菜、トマトを使用したこのメニューは、たちまちヒット商品となった。開発した専務の渡邉清高さんは「お客様の地元産食材への関心の高さを感じています」と手応えを語る。
昨年、「wakaba」のブランドで横浜産食材を使用したサンドイッチの販売をスタートさせるなど、地産地消を進めている同社。今後も季節に合わせたメニューを販売していくほか、顧客の要望に合わせ独自の地産地消弁当の注文も受け付ける。さらに弁当箱には野菜の旬が分かるカレンダーなどを印刷した。
これらの取り組みは、企業等の地産地消の取り組みに対して市が助成する「地産地消新ビジネスモデル支援事業」の対象事業にも選ばれた。渡邉さんは「横浜産食材の豊かさと美味しさをより多くの人に知ってもらいたい」と話している。
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