JR桜木町駅のリニューアル工事がこのほど完了し、7月16日には北口改札と東西をつなぐ通路が全面開通、また駅と一体化した商業施設「CIAL」がグランドオープンした。観光案内所もリニューアルするなど、利便性・機能性が高まり、地域の活性化が期待される。
CIAL桜木町オープンの16日には、JR東日本や横浜市、地域の関係者ら参加によるオープニングセレモニーも企画された。
桜木町駅のリニューアル工事による東西通路の全面開通に先立ち、7月1日には「北改札」が開業。みなとみらい方面へは、雨天時でも傘をささずに通行できるとあって、大幅に利便性が向上した。また、北口の東西通路開通により、駅周辺の回遊性向上も期待されている。
リニューアルした観光案内所では、荷物を預けることができる「クロークサービス」を開始、「手ぶらで横浜観光」を掲げる。(公財)横浜観光コンベンション・ビューローが管理し、ヤマト運輸(株)が運営。案内所内には最新の広告媒体「デジタルサイネージ」を導入し、イベント情報を提供するなど観光地としてのおもてなしを強化する。
既存の南改札正面のコンコースには、初代横浜駅である桜木町駅の歴史を紹介する歴史展示ギャラリーも整備されている。
地域から歓迎の声
野毛地区側の駅前は、CIALのオープンにともない整備され、レンガ敷きの歩行空間を確保している。
駅のリニューアルについて、同駅地域の中区第一北部地区連合町内会の神田信男会長は「住民の利便性が高まる。歓迎したい」と話した。野毛商店街協同組合の茂呂彌太郎理事長は「これを機にさらに地域を盛り上げたい。協力してがんばっていきたい」と好機ととらえる。野毛飲食業協同組合の田井昌伸理事長は「野毛側もきれいになりうれしい」と期待する。
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