4月3日告示、12日投開票の神奈川県議会議員選挙へ向けて、中区・西区から立候補を予定する顔ぶれが出そろってきた。中区は定数2に対して現職2人と新人1人の計3人が名乗りを上げた。一方で定数1の西区は現在までに現職以外の名乗りがなく、無投票となる可能性が出てきた。(3月9日起稿)
中区は3氏の争い
2議席を争う中区の県議選。現職は前回の得票数順に自民党の原聡祐氏(45、1期)、民主党の作山友祐氏(40、2期)。新人は維新の党公認の佐久間衛氏(39)が立候補に向けた準備を進めている。
2期目を狙う原氏は、「政治は身近なもの」と語り、地方創生を見据え、子育て環境の整備や高齢者対策、東京五輪を契機とした観光客増など街のにぎわい創出を掲げている。
作山氏は3期目をめざす。「やすらぎとあたたかみのある安全で安心な神奈川を作る」を理念とした上で、各世代の社会保障、防災・防犯対策を中心に訴えたいとする。
佐久間氏は、まず県議自ら3割の定数と報酬削減、そして徹底的な行財政改革により財政を黒字化し、黒字化した予算を高齢者・子どもへの支援、および街づくりに投資すべきと語る。
西区名乗りは現職のみ
定数1の西区。現職で自民党の加藤元弥氏(48、2期)が3期目を目指す。
加藤氏は「政治は街から」をモットーに安全・安心の街づくりを訴え、「お年寄りに安心を、青年に希望を、子どもたちの未来に夢を与えられる実行力ある政治の実現したい」とする。
9日現在で他の立候補表明者はおらず、このまま告示を迎えれば加藤氏の無投票当選となる。西区県議選の無投票選挙は16年ぶり。
有権者数は中区が11万5066人、西区が8万584人(14年12月現在)。前回11年4月の県議選の投票率は中区が44・76%、西区が42・84%だった。
中区・西区・南区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|