神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中区・西区版 公開:2016年9月15日 エリアトップへ

平沼高美術部 リンクの巨大壁画制作へ 赤レンガ倉庫に四季描く

社会

公開:2016年9月15日

  • LINE
  • hatena
制作に取り組む部員ら
制作に取り組む部員ら

 西区の県立横浜平沼高校の美術部が、12月3日から開催される「アートリンクin横浜赤レンガ倉庫」で展示する作品制作に抜擢された。12年目を迎えた同イベントに作品を展示する最年少アーティストとなった。

 アートリンクは、赤レンガ倉庫の冬を彩るイベントとして2005年に始まったスケートとアートのコラボレーションイベントで、毎年様々なアーティストが屋外スケートリンクを彩る。昨年の開催期間中には約9万6千人が訪れた。

 今年は地元の若いアーティストを応援したいという主催の市芸術文化振興財団などの意向もあり、過去には文部科学大臣賞を受賞し、西区70周年記念のモザイク壁画を制作するなどの歴史と実績を持ち、積極的に地元との交流にも取り組む同校美術部に白羽の矢が立った。

 5月に制作を引き受け、約1カ月の話し合いの末、会場に多く訪れる外国人観光客を歓迎したいという思いから「日本の四季」をテーマにした壁画をデザインすることに。20人の部員がA、B、C班の3つに分かれ、計5つの壁画を分担して制作する。A班が担当する横幅35m、高さ2・7mの壁画は、10枚の原画を描き、それらを拡大スキャンして制作。壁画は全て合わせると横幅約66mで、入学式やひまわり、焼き芋、雪だるまなど、季節ごとの行事や食べ物、植物を描く。

 また「おせち」「おぞうに」などをローマ字で表記し、言葉で来場者を楽しませようとする工夫も。「英語が苦手な部員のために英語で部誌を書いて部員間で交換するようになり、絵だけでなく言葉にも強い関心を持つようになった」と同部顧問の鵜澤三智子教諭。

 同部過去最大級の制作物で、普段使うアクリル絵の具ではなく壁画用の特殊なものを用い、発色を良くするために二度塗りするなど、作業の進め方に戸惑うこともあったが、A班の伊奈明日香さん(2年)は「1年生と一緒にベストを尽くしたい」と意気込みを語る。

中区・西区・南区版のトップニュース最新6

信愛塾が45周年

南区NPO

信愛塾が45周年

外国ルーツの子ども支援続ける

11月21日

いじめ認知件数 最多に

市内公立小中学校

いじめ認知件数 最多に

市調査で3年連続増

11月21日

蒔田公園に仮設桟橋

運河チャレンジ

蒔田公園に仮設桟橋

17日、水上交通で街つなぐ

11月14日

全盲者が描く似顔絵と心

全盲者が描く似顔絵と心

南区のNPOが企画

11月14日

使用済み油が航空燃料に

使用済み油が航空燃料に

中区内に回収場所広がる

11月7日

DXで搬送時間を短縮へ

市消防局

DXで搬送時間を短縮へ

実証事業で早期整備めざす

11月7日

あっとほーむデスク

  • 10月17日0:00更新

  • 7月18日0:00更新

  • 7月4日0:00更新

中区・西区・南区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook