神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中区・西区版 公開:2016年12月8日 エリアトップへ

市民演劇『おさん伝説』 日枝神社で成功祈願 1月公演へ稽古本番

文化

公開:2016年12月8日

  • LINE
  • hatena
成功祈願する団員ら=3日
成功祈願する団員ら=3日

 来年350周年を迎える吉田新田。それを記念した横浜市民ミュージカル『おさん伝説』が来年1月29日に関内ホールで上演される。12月3日には出演者ら約70人が、同新田の総鎮守であるお三の宮日枝神社=南区=を参拝、公演成功に向け、心を一つにしていた。

 吉田新田は、入海だった現在の横浜の中心地を石材木商の吉田勘兵衛が干拓し1667年に完成。来年で350周年を迎える。その新田開発は難工事だったことから、ミュージカルの題材にもなった「おさんの人柱伝説」が広く語り継がれてきた。

 来年1月の舞台『おさん伝説〜遥かなる時をこえて〜』は、今年1月に引き続く再演で、現代に生活するおさんの生まれ変わりの「さなえ」を主人公に、過去と現在をつなぎ、時代を超えて人柱のしょく罪を果たす「ちょっぴり切ない愛と許しの物語」となっている。ストーリーは基本的に同じだが、原案を手がけた赤い靴文化事業団の松永春団長は「クオリティーをさらに高めていく」と意気込む。

団員ら70人が参加

 9月からスタートした稽古は、12月からほぼ毎週土・日曜日に集まるなど、本腰が入る。本公演に向けさらに気持ちを高めていこうと、吉田新田の総鎮守である日枝神社参拝を決定。参拝当日は、出演する5歳から80歳までの市民団員ら約70人が参加した。

 午前10時に日枝神社の拝殿に集まり公演成功を祈願。5人が劇団を代表して玉串を奉納した。同舞台の再演を望んでいた角井瑞宮司は「横浜はよいところだと思ってもらえるミュージカルになることを期待しています」と話していた。

 前回同様に脚本・振付・演出を手掛ける福島桂子さんは「脚本がまとまりストーリーがつながった。このタイミングで参拝できてよかった」と語った。主人公の「さなえ」を演じるおかのたかよさん=中区元町=は「2年続けての同じ舞台は初めて。しっかりと準備していきたい」と意識を高めていた。おさん役の一人、吉岡朋子さん=町田市=は「みんなでつくり上げていきたい」と気持ちを引きしめていた。

 公演は午前11時と午後4時の2回。関内ホール大ホールで一般2200円、高校生以下1200円。全席自由。問合せは同ミュージカル事務局【電話】045・641・3066。

中区・西区・南区版のトップニュース最新6

信愛塾が45周年

南区NPO

信愛塾が45周年

外国ルーツの子ども支援続ける

11月21日

いじめ認知件数 最多に

市内公立小中学校

いじめ認知件数 最多に

市調査で3年連続増

11月21日

蒔田公園に仮設桟橋

運河チャレンジ

蒔田公園に仮設桟橋

17日、水上交通で街つなぐ

11月14日

全盲者が描く似顔絵と心

全盲者が描く似顔絵と心

南区のNPOが企画

11月14日

使用済み油が航空燃料に

使用済み油が航空燃料に

中区内に回収場所広がる

11月7日

DXで搬送時間を短縮へ

市消防局

DXで搬送時間を短縮へ

実証事業で早期整備めざす

11月7日

あっとほーむデスク

  • 10月17日0:00更新

  • 7月18日0:00更新

  • 7月4日0:00更新

中区・西区・南区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月23日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook