今後とも増加が予想される外国人との共生を進めていくため、中区は1月16日から、新たな外国人住民向けの情報キットの配布をはじめた。
その中心となる「ウェルカムリーフレット」の内容を刷新。110番や119番をはじめとした緊急電話や健康保険加入などの医療関係情報、またごみ出しのルールや避難場所の説明など、外国人の誰もが日本社会で生活する上で必要とする最低限度の内容を掲載している。
4言語を用意
言語は英語・中国語(簡体字)、ハングルに加えて近年、需要が増えているベトナム語版も新たに作成した。また、外国人がリーフレットをもとに日本人に質問した際に、その内容が分かるようにやさしい日本語も一部併記されている。
配布場所は中区役所2階の戸籍課、区役所別館1階のなか国際交流ラウンジ。中区では外国人向けの講習会などでの配布も計画している。
これまでも外国人転入者向けに、生活情報を掲載したリーフレットはあった。しかし、情報量が膨大だったことから、結果として必要な情報が埋没してしまい、受け手に配慮した情報発信とは言えなかった。
戸籍課などの現場からは、その点を改善しようとウエルカムキット改訂が持ち上がり、部署横断的な取り組みとして新しい冊子が作成された。
同様の冊子は、近隣の南区(英語・中国語・ハングル・タガログ語)や鶴見区(英語・中国語・ポルトガル語・スペイン語・ハングル・タガログ語)で作成されている。
中区人口は昨年12月末時点で15万1431人。その内、外国人は1万6812人で約1割を占める。
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