3月29日告示、4月7日投開票の横浜市会議員選挙に向けて、中区・西区の立候補予定者が出そろってきた。中区は定数3に対し、現職3人と新人3人の計6人が立候補の意向を固めている。西区は定数2に対して現職2人と元職1人が名乗りを上げる。=3月25日起稿
当選後に最初に取り組みたい施策を中心に立候補予定者の政策を紹介する。現職は前回の得票順、新人は五十音順で掲載している。
中 区
市会議長で自民党の松本研氏(67・6期)、公明党の福島直子氏(62・4期)、自民党の伊波俊之助氏(48・1期)が立候補の準備を進めている。新人は3人。横浜市出身、市立港中学校卒で立憲民主党の菊地麗子氏(35)、前回立候補の元港運会社社員で画家の共産党・椎谷猛氏(72)と看護師で社民党の森英夫氏(47)が出馬の意向だ。
松本氏は、市庁舎移転に伴う関内・関外地区の活性化に向けて、現市庁舎の活用方針の早期決定、教育関連施設の誘致による若者の集う街区開発などを訴える。
福島氏は、防災・防犯を重点施策に掲げ、繁華街(商店会)やマンションごとの防災・減災計画策定の訓練の実施に取り組みたいとする。
伊波氏は、少子高齢社会において福祉の視点が生きた市政運営を実現するために市の新人職員研修に介護資格の取得を盛り込むことを訴える。
菊地氏は、誰もが自分らしく生きられ、格差のない社会を実現したいと訴える。IRではカジノ反対、中学校の給食導入賛成の姿勢を示している。
椎谷氏は、IR(カジノを含む)の誘致反対の姿勢を明確にし、中学生は心身の成長が著しい時期として、中学校給食の実現を訴える。
森氏は、高齢単身者増を危惧し、相談窓口までたどり着けない困窮者対策として出張相談の実施等、充実した相談体制の構築を掲げる。
西 区
現職はいずれも自民党の清水富雄氏(63・6期)と上野盛郎氏(48・2期)が出馬意向。また市会議員を2期務めた元職で立憲民主党の荻原隆宏氏(49)が立候補予定だ。
清水氏は、児童虐待の早期発見、発生時の的確な対応や地域包括ケアシステムの早急な構築、危険なバス停などの点検と改善などを掲げる。
上野氏は、横浜市行政運営等全般に対して、国や県と綿密な連携をとって取り組む姿勢を示す。幅広い分野を同時進行する必要があるとする。
荻原氏は、持続可能かつ充実した福祉の構築を訴える。福祉現場の待遇改善や最低賃金額の底上げが必要とし市独自の最低賃金の実現を掲げる。
前回投票率は中区が40・38%、西区は36・76%。
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