家族の介護を行う人たちが集う第1回「横浜介護居酒屋」が9月9日、中区の「和食処 北の家」で行われ、約20人が参加した。ふぐやもつ鍋などの料理やお酒を楽しみながら、介護の苦労や悩みについて語り合った。
このイベントは保険代理店の(株)新光FPサービス=鶴見区=が社会貢献活動の一環として初めて開催したもの。北海道で行われていた「介護居酒屋」が好評であることを受け、同社顧問の竹田近史さんが横浜開催を提案した。
当日は司法書士や税理士などの専門家や高齢者施設の職員も参加し、相続や介護にまつわる制度について情報共有の場にもなっていた。「介護に関わる様々な人の交流の場になれば」と同社代表取締役の立原慎一さん=写真左。他県に暮らす母親の介護中だという男性は「他の介護者の状況やどんなサービスがあるのか知りたくて参加した。介護そのものの心配や、兄弟間のトラブルなど悩みは尽きない」と話し、自身の介護体験談について打ち明けていた。
竹田さんは「特に男性は妻や親の介護の悩みを誰にも話せず、虐待やうつにつながるケースが多い。相談できる支援者とつなげてあげたり、悩みを吐き出せる息抜きの場を作ることが大切。横浜から介護居酒屋の輪を広げていきたい」と話した。
次回の開催日・会場など、詳細は新光FPサービス【電話】045・503・5002へ。
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