地域クラブYSCCのいま 理事長コラム 【1】「リーグ開幕白紙を受けて」 【web限定記事】
本牧を拠点に活動するサッカーJ3・YSCCの理事長である吉野次郎さんに、隔週でコラムを綴っていただきます。今回のテーマは「リーグ開幕白紙を受けて」。
2019年ラグビーワールドカップ日本開催を皮切りに始まったゴールデンスポーツイヤーズのメイン、2020東京オリンピック、パラリンピックを控え、その前哨戦となるはずであったJ3リーグは、新型コロナウイルスの世界規模での感染拡大により延期を繰り返し、開幕戦はいずこへ…。先が見えない白紙状態になっております。
現在でも罹患者数が増加、亡くなられた方々も多く、全国的に緊急事態宣言が発令されるまでの恐慌と化しています。無念にも亡くなられた方々には心よりお悔やみ申し上げます。
白紙とは「何もない」状態。3月7日に始まるはずであった今シーズンが、その時期を過ぎても、何もない、何も決まっていない、何も?とは、そう、「開幕戦」が決められない状態を意味しています。
一時的に自前のグラウンドがあるクラブは、照準を定め活動していますが、我々は、民間施設をも確保できない状態。スタッフや選手たちは、始まるはずであったシーズン開幕戦に向けて準備をし、最高の舞台で最高の開幕戦を迎えようと意気込みます。ですが、白紙状態が続く中、今回のウイルスの感染力や行政施策、治験数、対応ワクチンの問題に解決の糸口が見えず、ひたすら外出自粛と3密の基本対策や動作を繰り返すのみ。
皆さまも手洗いうがいの基本徹底と、「かからない・うつさない・集まらない」を念頭に、最強のウイルスの収束、その後の笑顔溢れる日常を希望として、節度ある行動をお願い致します!
◆吉野次郎(よしの・じろう)/1965年、中区本牧生まれ。YSCCには1986年のクラブ設立から関わり、現在は運営法人の理事長。
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地元奉仕団体 新会長の横顔 Vol.710月17日 |