(株)崎陽軒(野並直文取締役社長)=本社・西区高島=が8月7日、台湾・台北駅に海外1号店をオープンした。「シウマイ弁当」や「昔ながらのシウマイ」といった同社の主力商品を台湾の人たちに紹介することで、横浜の名物や日本の駅弁文化を知ってもらい、観光誘致につなげることを目的としている。
食文化の交錯
同社によると台湾の駅弁(便當)は地域の名産品を取り入れた日本式の駅弁は極わずかで、丼タイプが多くファストフードに近い印象だという。また温かいものを好むため、電車に乗る前に駅構内で食べてしまう人が多いとか。
そんな台湾の食文化にあわせて「台湾版シウマイ弁当」=写真=では、シウマイとご飯は温かい状態で提供。基本のおかずは同じだが、現地の好みに合わせて濃い味の鮪(まぐろ)の漬け焼は入れず、ご飯とシウマイの量を減らし日本版より小ぶりに。商品の中が見えるように掛け紙ではなくプラスチック製のふたにした。また昔ながらのシウマイに入る醤油さしの「ひょうちゃん」には台湾版のイラストが施されている。
同社広報では「横浜ならではの食文化や日本の駅弁文化を台湾の方に知っていただき、コロナ終息後にはぜひ、日本や横浜での観光をお楽しみいただければと思います」と話している。
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