国内最高齢の現役大道芸人とされるギリヤーク尼ヶ崎さん(90)が10月11日(日)、横浜港大さん橋国際客船ターミナル屋上で青空舞台公演を行う。
ギリヤークさんは函館生まれ、東京在住。器械体操の選手だった旧制中学を卒業後、映画俳優を目指し上京したが方言に苦戦し、舞踊家の道へ。自らの芸を極めようと38歳で初めて街頭公演で大道芸人としてデビューしてからは、観衆からの投げ銭を主に生計をたてている。国内外で高い評価を受け、横浜では毎年六角橋商店街で踊っていたが、今年はコロナ禍で全て中止に。「ギリヤークさんの命がけの踊りを今こそ見て欲しい」と、自身も手回しオルガンの大道芸を行う紀あささん=市内在住=らが支援し、今回の開催が実現した。
舞に祈り込め
パーキンソン病や脊柱管狭窄症を患い、5月に心臓ペースメーカーの交換手術を行ったばかりのギリヤークさん。当日は代表作の念仏じょんがらなど4演目を予定。「大道芸を始めた頃山下公園でよく踊っていたため、横浜の港は懐かしい場所。感染症で亡くなった多くの人への祈りをこめて踊りたい」と話した。
公演は午後2時から約1時間。入場無料、小雨決行。マスク着用やソーシャルディスタンスを保つよう呼びかけている。
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