時間単位でカフェを使用できる「シェアキッチン」が10月1日、中区石川町1丁目にオープンした。調理機器をそのまま利用できるため、創業意欲がある人や再チャレンジしたいという人にも適した場所となっている。
店舗=石川町1の24の3=は、空き家の1階を改修したもの。2階には海外からの旅行者をターゲットとしたゲストハウスがある。店舗の広さは約29平方メートル。客席スペース(20席程度)が約17平方メートル、キッチン約12平方メートル。飲食店営業許可の施設準備を満たし、食品衛生管理責任者が設置されている。
キッチンにはIHコンロや電子レンジ、冷凍庫、冷蔵ケース、製氷機、食洗機、ワインセラーなどがあり、また皿やグラスなども用意されている。
利用時間は昼の部(午前8時〜午後4時)と夜の部(午後4時〜12時)の1日2コマがり、1コマから利用可能。単発利用は1コマ1万円、月4回以上利用する場合は1コマ5千円。別途、入会金1万円(いずれも税別)。料金には水道光熱費が含まれており、持ち込む飲料や食品以外の費用はかからない。在庫は都度、持ち帰るなどのルールがある。
コロナ禍の再挑戦にも
この施設は石川町3丁目と同2丁目のカフェが共同でプロデュース。日ごろから交流のある隣接した商店街のメンバーがそれぞれ運営しており、知恵を出し合った形だ。
今年3月に2階部分のゲストハウスをオープンさせたがコロナが直撃。当初、1階部分は宿泊者の共有スペースを想定していたものの、新たな活用法としてシェアキッチンにすることを決めた。
同所を運営する(株)antenna石川町の社長で石川町3丁目のカフェ代表の飯田峰子さんは「コロナ禍で閉店を余儀なくされた飲食店オーナーにも活用して欲しい」と話していた。
(問)【メール】infoctm@ctm-ishikawacho.net
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