ペットボトルのキャップを収集し、そのリサイクルで発生した利益を寄付などに充てるエコキャップ運動。この取り組みについて、全国の企業や団体などに向け啓発を行っているのがNPO法人エコキャップ推進協会=中区山下町=だ。
エコキャップ運動の始まりは2005年、神奈川県内の高校生が「キャップを捨てるのはもったいない、何かに活用でいないか」と考えたことが始まり。その話を聞いた西区の戸部小学校の児童が、社会貢献になればと近隣の商店街や町内会と連携して運動を呼びかけたところ、3カ月で約26万個を回収。当初想定していた1千個を遥かに上回った結果をメディアが取り上げ、全国の小中学校に広がった。これらの活動を支援していた矢部真司現理事長など、子育て支援のNPO法人職員らが中心となって07年に同協会を設立。リサイクルの促進やCO2の削減をはじめとしてワクチン寄付などの医療支援、障がい者・高齢者の雇用創出を目的に活動してきた。
現在は「協力者の身近で、目に見える形での社会貢献を」と子ども食堂の運営も始めている。矢部理事長は「持続可能な社会のために、この運動は始めやすいと思います。しかし継続が大切なので、長く取り組んでもらえたら」と話した。
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地元奉仕団体 新会長の横顔 Vol.710月17日 |