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Y.S.C.C.サッカー 残り5節も「やってやろうぜ+1(プラスワン)」! ファンと一体となった総力戦へ
新型コロナウイルスの影響により、6月の開幕となったJリーグ。その中で中区本牧を拠点に明治安田生命J3リーグを戦うのが、YSCC横浜だ。現在29試合を終えた時点で、4勝11分け14敗で18チーム中17位に甘んじるが、「やってやろうぜ+1」をスローガンに掲げ、総勢40人の選手、スタッフが一丸となって戦う。チームを率いるシュタルフ悠紀リヒャルト監督は「残りの試合全てを勝つつもりで1つでも高い順位を目指し、最後まで戦い抜きたい」と前を見据える。
例年より3カ月半遅れで到来した今シーズン。昨年、得点数リーグ4位の53得点の原動力となった攻撃陣を支えたFWの進昂平(→J2群馬)や浅川隼人(→J3熊本)など多くの選手が移籍。一方、J1に昇格した横浜FCからGK大内一生、慶應義塾大学からFWピーダーセン世穏(よおん)、高知中央高校からFWオニエ・オゴチュクウ・プロミスなどが始動前に加入した。
神奈川ダービーでの幕開けとなったSC相模原との第1節を引き分けで終え、9位からの発進。初勝利は5節でのアスルクラロ沼津戦で、ホームのニッパツ三ツ沢球技場で逆転勝利を飾り、会場を訪れたファンと喜びを分かち合った。以降9節から12節までは4戦連続で引き分けとなり、思うように勝ち点を重ねられない試合も続いたが、15、16節では2連勝を飾るなど、12位でリーグを折り返した。
後半戦では5分7敗と、勝ち星を挙げられず苦戦してしている状況ではあるが、今シーズンにJ2水戸ホーリーホックから加入した宮本拓弥は13得点でリーグ3位の活躍を見せている。
今シーズン29節まで全試合出場を果たしているMF宮尾孝一キャプテンは「満足いくような結果が今のところついてきていませんが、過程は決して悪くなかった。しかし、紙一重の勝てるゲームを落としてしまっているのが現状。そこで勝利を掴み取れるチームになっていければもっと強くなっていく」と語る。
今シーズンの試合を分析すると後半残り15分以降の失点が多く、特に後半終了間際のロスタイム内が5失点。敗戦へとつながっているものもあり、先述のキャプテンのコメントを象徴している。一方で、前・後半それぞれの終盤での得点も多く、3分の2が同時間帯のゴールとなっており、チームの粘り強さや諦めない姿勢が数字から見えてくる。
チームの戦術は支配的に守備陣から攻撃を組み立てて攻め上がっていくとともに、積極的にボール奪取に向かって攻撃につなげる。また対戦相手によって戦術やフォーメーションなどを変え、さまざまな形で戦うのも特徴の一つ。「一人ひとりが自分のカラーを発揮し、仲間を支えながらワンチームで戦えるのが、我々の最大の長所」とシュタルフ監督。攻守においての攻撃的な姿勢と形を変えながら一体的に試合を組み立てる選手の姿は、「やってやろうぜ+1」というスローガンを体現している。
残るはあと5節。12月6日(日)、9日(水)、20日(日)にはホームゲームが3戦、見逃せない試合が続く。宮尾キャプテンは「ここまで結果で応えることがなかなかできず、遠ざかっていたからこそ、喉から手が出るほど勝ちたい。みんなで喜びを分かち合いたい。勝って楽しくサッカーをしている姿を皆さんに見せ、最後まで感謝を伝えていきたい」と意気込んだ。
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