山手警察署(前田俊明署長)は12月14日、同署管内に拠点を持つタクシー会社8社と情報提供に関する覚書を交わした。特殊詐欺をはじめとした未然防止や発生した犯罪の早期解決のため、タクシー会社との情報交換の推進が目的。
以前から車内に搭載されているドライブレコーダーの映像提供などを通じて両者は連携してきたが、犯罪者の逃走手段としてタクシーを利用するケースが見受けられることから、速やかに情報連携ができる体制を構築したいと同署が呼びかけ締結が実現した。
同署は、各社に犯罪者や不審者の特徴を共有するほか、各社も不審者が乗車した際に同署に共有する。また、ドライブレコーダーの映像資料の提供なども積極的に行う。「普段から地域を知るタクシー会社の協力を得られるのは心強い」と同署。アサヒタクシー(株)の藤井嘉一郎代表取締役社長は「ドライブレコーダーは過去の映像も提供できるので捜査に役立てていただきたい。社員に呼び掛け、警察署と密に連携することで地域の安全・安心に寄与できれば」と話す。
協定を結んだタクシー会社は以下の通り。▽サンタクシー(株)▽アサヒタクシー(株)▽和同交通(株)▽北斗タクシー(株)▽平和交通(株)▽第一交通(株)▽明治自動車(株)▽ノボリ興業(株)(順不同)
中区・西区・南区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|