神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中区・西区版 公開:2021年5月20日 エリアトップへ

神奈川大学 MM初のホップ栽培 屋上緑化や交流目的に

教育

公開:2021年5月20日

  • LINE
  • hatena
苗植えに参加した大学職員
苗植えに参加した大学職員

 4月に開校した神奈川大学みなとみらい(MM)キャンパスで、ビールの原料となるホップの栽培プロジェクトがスタートした。同大学のSDGsの取組として、MM地区の屋上緑化や地域交流につなげていく考えだ。

 ホップ栽培はMM地区の環境への取組の一つとして、(一社)横浜みなとみらい21から紹介を受けたことがきっかけ。

 同プロジェクト開始に伴い5月14日、職員ら関係者がホップ苗の植え付け作業を行った。教務や社会連携センターなど同キャンパス内の部署ごとに1つのプランターを担当し、6階テラス階段の両脇に5鉢ずつ配置。今後は雑草取りなど栽培管理を行いながら、(株)Root=南足柄市=が提供するホップ栽培のコミュニティアプリ「THANKS HOP&BEER」と連携し、ホップの生育状況を発信していく。

ビール醸造も

 MM地区でホップ栽培が行われるのは初めてだ。しかしホップは本来日射量が多く冷涼な気候が適しているといわれており、日本では東北地方で多く栽培されている。そのため、初年度はトライヤル期間と位置づけ、栽培場所や収穫量などを検証。次年度以降は学内外に広く周知し、栽培体験サービスなどの収益事業や大学オリジナルビールの販売などの展開を考えているという。

 今回はプランター10鉢で5kgのホップを収穫する予定。200リットル(330ミリリットル入り瓶ビール約600本分)のビール醸造を見込んでいる。今後は生育状況を見ながら8月に収穫。大阪の中津ブルワリーで醸造し、11月頃大学オリジナルビールの完成を目指す。

 プロジェクトを推進した同大学事務局次長の福元摩湖さんは「新しいキャンパスならではの新しい取組。今はコロナ禍で難しいが市民がキャンパスに訪れる機会や、都市部での農業体験の創出、職員間の交流機会にもなる。大学内でラベルデザインを募集するなど、学生の参加も促せたら」と話している。

テラスの階段脇でホップを栽培
テラスの階段脇でホップを栽培

中区・西区・南区版のトップニュース最新6

信愛塾が45周年

南区NPO

信愛塾が45周年

外国ルーツの子ども支援続ける

11月21日

いじめ認知件数 最多に

市内公立小中学校

いじめ認知件数 最多に

市調査で3年連続増

11月21日

蒔田公園に仮設桟橋

運河チャレンジ

蒔田公園に仮設桟橋

17日、水上交通で街つなぐ

11月14日

全盲者が描く似顔絵と心

全盲者が描く似顔絵と心

南区のNPOが企画

11月14日

使用済み油が航空燃料に

使用済み油が航空燃料に

中区内に回収場所広がる

11月7日

DXで搬送時間を短縮へ

市消防局

DXで搬送時間を短縮へ

実証事業で早期整備めざす

11月7日

あっとほーむデスク

  • 10月17日0:00更新

  • 7月18日0:00更新

  • 7月4日0:00更新

中区・西区・南区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook