地域映画の巨匠、市川徹監督(72)が90作品目にして最後の作品と位置付ける『SWANEE野毛探偵事務所』の撮影が5月下旬に市内で行われた。7月18日に西区中央の映画館・シネマノヴェチェントで公開予定となっており、現在、映像編集が進められている。
撮影は「かなりハード。体力的に厳しかった」と市川監督。自ら現場まで車を運転するなど汗をかきながら、9日間という短期間で撮り終えた。経費を抑えに抑えて製作費は何とか捻出したものの、宣伝広告費が足りない状況。そこで目標300万円として、6月9日までクラウドファンディング(CF)を行っている。市川監督は「ボクの人生最後の監督作品を応援してください」と呼びかける。
IRを主題に
同作品は、横浜で関心を集めているIR(カジノを含む統合型リゾート)開発を主題にしたエンターテインメント探偵物語。主役はデビット伊東さん、脚本監修には『傷だらけの天使』や『あぶない刑事』の脚本を手掛けた柏原寛司さんを迎えた。
市川監督は「興行で製作費がまかなえれば、シリーズの第2作を若手に任せたい」と期待する。CFの支援金総額は31日現在、235万円ほど。
市川監督は鶴見区出身。大学卒業後、開局と同時にテレビ神奈川に入社。独立後、間寛平さんを主演の『ファンキー・モンキー・ティーチャー』シリーズの3作目で初めて映画監督に。その後、地域映画を数多く手がけてきた。
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