キリンビール(株)の新入社員が7月21日、同社の創業地である旧・山手工場の跡地に建つ北方小学校=中区諏訪町=を訪問した。
当日は首都圏・関東甲信越配属統括本部の新入社員18人が参加し、外国人墓地にある「日本のビール産業の祖」といわれるウィリアム・コープランド氏の墓地やキリン園公園などゆかりの地を巡った後、北方小を訪問。横浜工場の担当者からキリンビールと北方小学校の歴史上の繋がりについての講義を受けた。
今野裕子校長は、職員室前に貼ってあるパネル写真を見せながら、北方小に現存するビール井戸や貯水槽について説明。今は安全面を考慮し内部に入ることはできないが、2023年の2月10日に迎える北方小学校創立150周年に向け、いずれドローンを使用し実際の内部を見ることを計画しているという。
参加した新入社員の1人は「創業の地が公園や小学校になっていることに驚きと親しみを感じた」と感想を話していた。
同社では5月20日横浜工場の担当者が6年生に向けて講義を行っており、「当社にとって横浜は始まりの地。北方小の150周年に向けて同校のさらなる魅力を発信できるよう協力していきたい」と話していた。
キリンブランドは横浜とつながりが深く、1870 年に山手の地に源流となる「スプリングバレー・ブルワリー」が誕生。1885 年にはその跡地に前身となる「ジャパン・ブルワリー・カンパニー」が設立された。
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