第3回「小学生がえらぶ!”こどもの本″総選挙」で1位に輝いた『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』の著者、廣嶋玲子さんは実はハマッ子。以前に小学生記者が行ったインタビュー記事(2019年11月号「こどもタウンニュースよこはま版」より)を再掲します。
「好きなことはあきらめない!!」
小学生に大人気の児童書『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』。幸運な人だけがたどりつける駄菓子屋「銭天堂」では、型抜き人魚グミや怪盗ロールパン、おじょうさまココアなど、女主人の紅子さんがその人にぴったりの駄菓子を選んでくれます。でも食べ方や使い方を誤ると…。今回は「銭天堂の大ファン」だというこどもタウン記者の2人が、作者の廣嶋玲子さんにインタビューを行ったよ。
銭天堂の話はどうやって作りましたか。
挿絵を書いてくれているjyajyaさんの絵が大好きでホームページで絵を見ていた時に、ここに駄菓子屋があったら、不思議な駄菓子で、店主は大きく白髪の紅子さん…と次々と思いつきました。猫など好きなキャラクターはつい沢山登場させてしまいますね。
銭天堂で食べてみたい駄菓子は?
「釣り鯛焼き」や「アイディアあんこ」もいいですね。いっぱいあります!
子どもの時に好きだった本は何ですか。
『ナルニア国物語』や『ホビットの冒険』、『ドリトル先生』などが好きでした。3歳位から母が毎日読み聞かせをしてくれました。
どんな小学生でしたか。
本を読んでいたので国語は得意。でも算数が嫌いでしてね…。頭が痛くなって保健室に行くと保健室の先生に「次の授業は何?算数?はい!算数イヤイヤ病ね」って、よく教室に帰されていました(笑)。趣味で妹に物語を書いてあげていて、授業中もよく空想にふけっていましたね。ちなみに夏休みの宿題は始まる前に終わらせていました。今でも原稿は早めに仕上げて余裕を持つようにしています。
子ども頃になりたかった職業は?
動物好きなので獣医やパン屋(朝4時起きと聞いてやめました)、刀鍛冶、鷹匠など。
いつから作家になろうと思いましたか?
実は最初は賞金目当て。100万円が欲しいなぁと思って。でも全部落ちてしまい、悔しくて沢山書いているうちに、書くのが楽しい、好きだと気が付いて、作家になることが目標になりました。
作家になって嬉しかったことは?
読者からのお手紙!「本を読むのが好きになりました」と書いてあって嬉しかったです。
作家になるためのアドバイスを下さい!
コツは楽しんで書くことと、自分が考えていることをどう人に伝えるか。それには人に読んでもらうのが一番です。最初はうまく書けないかもしれないけれど、書いているうちに段々よくなります。作家に必要なのは、まずはガッツ!(笑)。そして人のアドバイスを聞ける「柔軟性」と、その逆で自分の変えたくないところは変えないという「頑固さ」も必要です。好きなこと、楽しいことは最強の武器です。あきらめないで突き進んで下さいね。
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