神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中区・西区版 公開:2022年9月15日 エリアトップへ

「イセザキモールをお囃子通りに」 日本の祭り伝える拠点開設

文化

公開:2022年9月15日

  • LINE
  • hatena
店舗=写真左=と獅子頭のモニュメントが掲げられた拠点の前で美濃口さん
店舗=写真左=と獅子頭のモニュメントが掲げられた拠点の前で美濃口さん

 「街のあちこちでお囃子の音色を響かせたい」と話すのは、中区伊勢佐木町5丁目に店を構える「美喜屋獅子舞工房」の店主・美濃口喜久雄さん(87)。「一直線に長い通りが続くイセザキモールをお囃子通りに」と夢を抱いて、自身が作った獅子頭を扱う専門店をこの地にオープンしたのが10年前。幼い頃からの祭り好きが高じてお囃子や、獅子頭作りに長年行携わっていたのがきっかけだ。

 店舗の上には祭囃子の稽古場を設け、後進の育成にも力をいれる。指導した日枝神社近くの吉野町の住民らによる「吉野囃子」は、16年の例大祭でデビューした。

映像や神輿の見学も 

 コロナ禍で各地の祭りが中止になる中、美濃口さんは今年に入って店舗隣の建物1階に、日本の祭りを発信する拠点を開設した。まだ試行錯誤中だが、室内では全国の祭りの映像や神輿の見学ができるほか「天照大御神を岩から出すためににぎやかに演奏し踊ったという神話『天岩戸』は、祭囃子の原点だと思っている」と話し、これをモチーフにした壁画も展示。昨年は「吉田勘兵衛祭」実現に向けた会を立ち上げ「地元に新たな祭りを」と意気込む。

例大祭に店先でお囃子

 9月17日(土)、18日(日)は日枝神社の例大祭にあわせて日中、店の前で仲間や生徒たちが祭囃子を行う。「日本人はみんな祭り好きでしょ。笛や太鼓、鉦(かね)、お囃子の音色を聞いたらじっとしていられないはず」と美濃口さん。「自分の街にも祭囃子を作りたいという人が増えてくれたら」

 問合せは美喜屋【電話】045・315・2112。

拠点では1年中お囃子の音色が流れ、心躍る祭りの雰囲気が楽しめる
拠点では1年中お囃子の音色が流れ、心躍る祭りの雰囲気が楽しめる

中区・西区・南区版のローカルニュース最新6

寿町でワークショップ

7月7日

寿町でワークショップ

講演や街歩きも

7月4日

「リーダーシップ」学ぶ

横浜女学院

「リーダーシップ」学ぶ

ウエインズ社員が講習

7月4日

学生オケが演奏会

学生オケが演奏会

15日、紅葉坂ホールで

7月4日

各団体が総会 Vol.2

山形県米沢市 温泉、紅花…魅力を中区でアピール

中小企業の省エネ設備投資に横浜市が最大300万円助成

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 7月4日0:00更新

  • 5月30日0:00更新

  • 5月2日0:00更新

中区・西区・南区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

中区・西区・南区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年7月4日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook