中区本牧原在住の小栗駿平君(8)が、2月17日から19日かけて北海道帯広市で行われた「第2回全日本少年少女空手道選抜大会」の2年男子個人形の部で、優勝を果たした。
(公財)全日本空手道連盟主催の全国大会は、毎年8月の「選手権」と昨年から行われている「選抜」の2大会がある。選抜大会は昨年の第1回が新型コロナの影響で中止となったため、小栗君は初代チャンピオンに。昨年8月の大会にも出場したが結果はベスト16で、リベンジをかけた大会だった。
出場した形競技の2年男子の部には41人が名を連ねた。仮想の敵に対する攻撃技と防御技を組み合わせた演武に審査員が点数をつけることで勝敗が決まる。突きや蹴りの力強さ、スピード、美しさなどが評価される。
今大会を振り返り、小栗君は「満足のいく演技ができた」と笑顔を見せた。「空手を知らない人が見ても感動する演技」を目指して日々練習に取り組んでいるという。
小栗君は自他ともに認める「負けず嫌い」。2人の兄が空手の練習をしているのを見て、3歳から道場に通い始めた。「お兄ちゃんに負けたくない」という思いが苦しい練習を乗り越える原動力になっていた。現在は都筑区内で活動する空手道場「松濤連盟 横浜支部」に所属している。
練習は本牧山頂公園や地区センターなどで行っている。高校で3年間ラグビーを経験した父親・悠さんの指導のもと、形に必要な腹筋や瞬発力を鍛えるトレーニングを重点的に行なった。
圧倒的な体幹
小栗君の強みは、圧倒的な体幹によるスピードとキレのある演技。しかし、全国大会まではいばらの道だった。スピードが出ている分、演技中に体がブレてしまうリスクも大きい。出場した大会で体がブレてしまい、悔しさから涙を流すこともあったという。
今年8月に開催される全国大会の神奈川県予選に出場が決まっている。この大会を上位2位で通過すれば、全国大会に出場できる。2連覇に向けて「頑張りたい」と小栗君は、意気込みを語った。
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