横浜市消防局が保土ケ谷区役所隣接地に建設中の消防本部庁舎について、10月10日から一部機能が利用開始されることが分かった。
横浜市にはこれまで消防本部庁舎と呼ばれる単独の施設はなく、地理的に市内中央部に位置する保土ケ谷区役所庁舎の本館上階や別棟に本部機能や緊急通報を受信する司令センターなどを置いていた。
東日本大震災の被災地の事例などを参考に、指令機能と本部運営機能を一体化することで情報収集と意思決定の機能強化を図るのが目的。本館と別棟で分かれていた機能を集約することで、災害情報を瞬時に共有することが可能になるという。
司令センターの機能強化も
現在建設中の本部庁舎は免震構造の7階建て。119番通報を受信する指令台の数も3台増え16台となる。屋上には大規模災害時に他県からの緊急消防援助隊を受け入れるためのヘリパッドも整備される。別館は現在中区に一時移転中の特別高度救助部隊(SR)の本拠地となる。2024年度末には全ての移転が完了する予定。
消防局が使用していた保土ケ谷区役所本館の4〜7階部分は同区が使用する予定。
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