小児がんの支援イベント「みんレモサマーフェスティバル」が7月29日、西公会堂で開催された。主催は小児がんの啓発活動や交流会を行う(一社)みんなのレモネードの会(以下、みんレモの会)。
当事者が舞台に
小児がん患児ときょうだい児が主役になり舞台に立つ場をつくろうと企画、当事者約25人が参加した。ホールでは、みんレモの会の仲間から集めた日常の写真と一言メッセージがスライドに映される中、ピアノ、しの笛、ウクレレを披露。
また、ダンスの発表も行われた。オンラインで練習し、今回が初対面のメンバーもいたという。総合司会のものまねタレント、ジャッキーちゃんさんや観客も巻き込み、息の合った踊りで会場を盛り上げた。
東京都から参加した石原璃子さん(9)は発表を終え、「緊張した。練習した成果をいろんな人に見てもらえてよかった」と安堵の表情を浮かべた。
病気の患者や家族を支援する団体や医療福祉を学ぶ大学生らによるブース出展やワークショップ、劇団かかし座の影絵ショーも行われ、多くの来場者でにぎわった。
広がる支援の輪
みんレモの会と(株)ファミリーマートの社員で結成されたファミレモ部が発案し、同社が開発した清涼飲料水「みんなのレモネード」の発表も。同商品は8月1日から全国の店舗で販売。同社の細見研介社長も応援に駆けつけ、「みなさんに飲んでもらい、小児がんへの理解を深めてもらえたら」と話した。売上の一部は全国の小児がん患者の支援に活用される。
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