40年の時を経て、音楽で再会―。平沼高校79期生らが中心となったコンサートが8月27日、神奈川公会堂で開催された。
1979年に同校に入学した「79期生」が音楽家として活躍している人が多いことから、実行委員会を立ち上げ企画。還暦を迎える年に初めて同期会を兼ねた音楽会として、プロの演奏家など約25人が出演した。
オープニングは、校歌祭を機に79期生の合唱部員を中心に結成されたコーラスグループが登場し、息の合った歌声を響かせてスタート。約2時間にわたり、ポップスやジャズなどの歌やピアノ、クラシックまで多彩な演奏が続いた。
合間の舞台トークでは、当時のあだ名で呼び合いながら高校時代の話や、同校で音楽教諭として30年以上勤め、多くの音楽家を輩出した故・佐藤一夫さんのエピソードも。会場の至るところで思い出話に花が咲き、久々の再会を喜んでいた。司会進行を務めた吉岡小鼓音さん(79期)は「40年ぶりなのに、皆と会ったら一気に高校時代に巻き戻された。まさに奇跡の再会」と笑顔で話していた。
校歌に新たな息吹
2つ上の77期で音楽会の監督を務めた村上雅基さんは「当時音楽をやるなら平沼と言われ、音大に進学する人も多かった」と説明。最後の校歌合唱では、作曲家の二宮玲子さん(75期)がオーケストラ部と吹奏楽部用に新たに編曲した楽譜で演奏した。「再来年の125周年に向けて在校生たちに楽譜をプレゼントしたい。一緒に演奏できたら」と話していた。
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