トップインタビュー 「日本の魅力や文化をクルーズから発信」 郵船クルーズ株式会社 高橋 幸男チーフブランディングオフィサー
-2025年夏頃に就航予定の新造客船「飛鳥III(スリー)」の船籍港(母港)が横浜に決まりました
「横浜と日本郵船との歴史は長く、初代飛鳥からの発着実績、お客様の利便性、美しい港として多くの人に愛されている点など様々な理由から決定しました。就航後は飛鳥IIとの2隻運航(両船で乗客約1600人)となり、日本の外航クルーズ客船運航会社で最大規模に。また、環境にやさしいLNG燃料や停泊中は陸上の電力を活用して脱炭素に取り組み、市と連携しながらカーボンニュートラルポートの形成を推進します」
―「動く洋上の美術館」と称される船内について教えて下さい
「2021年から日本工芸会とコラボレーションし、日本の伝統工芸の保存・活用に貢献する取組を進めています。伝統工芸作品を船内に飾ったり、作家の講演会、工房ツアーなどの企画もその1つ。今年9月には日本工芸会会員賞 飛鳥クルーズ賞を創設しました。飛鳥IIIではその取組をさらに進化させ、人間国宝による蒔絵をはじめ、日本を代表する作家の美術品・工芸作品で船内が彩られた『動く洋上の美術館』を演出します。一方、エンターテインメントも日本の伝統芸能の歌舞伎や文楽、相撲など本家本元を招き、本物に触れていただくことを大切にしています。本質であるサービスと空間の価値を一層高め、飛鳥IIIを盛り上げていきたいです」
―クルーズの魅力は
「飛鳥IIの乗客は99%が日本人で、神奈川県民の割合は15%ほど。2、3回とリピートされる方が多いのが特徴です。船内での食事やエンタメの魅力はもちろん、知的好奇心を満たしたり、新しい趣味や友人ができるなど、人と人との交流を生み出す場になっています。また寄港地の名所・工芸品を知り、その土地の方と触れ合うことで地域の魅力をより深く知る機会になったり、焼き物の産地巡りなどのテーマクルーズを通じて地域振興にもつなげられたら」
―最後にメッセージを
「横浜は身近に港があり、市民に船を愛でる文化が根付いていて素晴らしいと思います。大さん橋での内覧会や市民向けクルーズはコロナ禍で一時休止中ですが、順次再開予定です。本物との出会いと感動を伝えるをブランドコンセプトに、飛鳥でしか得られない『最幸』な時間を創出し、日本のクルーズ文化の発展を目指していきます」
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