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横浜市立図書館 利便性向上へスマホ活用 来年1月から新システム

社会

公開:2023年12月14日

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スマートフォン向けの蔵書検索ページメニュー画面(イメージ)
スマートフォン向けの蔵書検索ページメニュー画面(イメージ)

 横浜市立図書館は来年1月から新たな情報システムを導入する。利便性の向上を図るため、スマートフォンを活用した貸出やオンライン上での利用者登録などの新サービスを開始。システム移行の影響で、12月25日から1月14日までは市内全館で臨時休館となる。

 市内には各区に1館ずつの図書館と移動図書館「はまかぜ号」があり、蔵書総数は約400万冊。市内在住・在学・在勤者や近隣市住民なら登録をすれば全館を利用でき、年間の総入館者数は630万人以上に上る。

 2013年から使用されている現システムは、事業者の意向から今年12月末で契約が終了。そのため、新たなシステム導入の必要があった。

 利便性を高めようと、新システムには今までになかったサービスや機能を追加。スマートフォンで図書館カード番号を表示できるデジタル図書館カード、市公式LINEアカウントと連携したトーク画面での蔵書検索、言葉などから関連する本をAIが紹介する蔵書探索AIなどが活用できるようになる。

 また、館内での対応が基本だった利用者登録・更新手続きも、オンライン上で可能に。市担当者は「スマートフォンなどで、より便利に使ってもらえるようになる。今回の導入で終わりではなく、随時改良できるよう努力していく」と話す。

25日から全館で休館

 開発にあたっては「デジタル区役所」モデル区の西・港南の一部区民を対象にユーザーテストを実施。試用を重ねて意見をくみ取り、利用者視点のサービス実現を目指して準備を進めている。

 新システムの稼働は1月15日から。システム移行や機器入れ替え作業に伴い、12月25日から3週間にわたって全館で臨時休館する。市民が来館できる日を極力確保しようと、年末年始の休館日にも準備を進める形だ。

 休館中は貸出や予約、蔵書検索、取次などのサービスも停止となるが、電子書籍サービスの利用は可能。市担当者は「ご迷惑をおかけしますが、便利になる新サービスを万全な状態で提供できれば」と話している。

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